歩きお遍路、四国から恵み、健康、笑顔、おもいやり

徳島

信楽ヌ樹 シガラキタヌキ の貴重な体験記
第2回を2015に年歩いた、記録を整理中、徐々にページを作る

徳島県 阿波の国 発心の道場 23札所 230km

   2008年2月29日~3月8日 9日間

2月28日

PM 4:49JR武蔵小金井を出発
品川発渋谷経由徳島行きの深夜バスに乗る。
緊張しての深夜バス、席は3列シート。徳島に行く方法は何通りかあるが、長距離バスに乗って四国に入りたかったので、深夜長距離バスを交通機関に選んだ。

バス停「高速鳴門」

早朝のバス停「高速鳴門」着、寒さに震えてしまう。
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2月29

AM5:00 鳴門に着く。まだ薄暗く寒い中を一番札所に向かい歩き始める。
余りに寒く持っていたホカロンを腰に入れる。JR鳴門線鳴門駅で列車に乗る。

一番霊山寺は撫養街道にあり、街道は線路に沿っている。
立道駅で下車。再び歩き始める。
歩く姿が朝日に照らされ長く影となって映っている。

一番札所前の店でお遍路装束を一式揃える。
買った白衣を羽織る、金剛杖を手に持つ、納経帳は肩掛カバンに入れる、でも菅笠は恥ずかしさがあってしばらくはリックに結わえ付けて歩く。

 
1番 霊山寺(りょうぜんじ) 打つ。 
遍路の道標を確認しながら歩く。
2番 極楽寺 打つ。
寺の売店で昼食用の弁当を買う。

3番 金泉寺(こんせんじ) 打つ。
4番 大日寺 打つ。
大日寺という名の札所は88霊場の中に計3ヵ寺ある。同じように国分寺という名の札所も4ヵ寺、同名となっている。

5番 地蔵寺 打つ。
地蔵寺境内で遍路慣れしているような方と遇う、この方が遍路地図の見方を詳しく教えてくれた。

この地図は優れもので、遍路道の休憩場所、峠の高さ、宿の情報が記されている。

PM4:20   6番 安楽寺 打つ。
この日安楽寺宿坊に泊まる。 

歩行距離 21km 35659歩

初めての宿泊 ・宿坊安楽寺 別名温泉寺、風呂に期待したが、普通の団体風呂。

同宿者は神戸の方で二人だけ。 最初の夕食を神妙な気持ちで摂る。

一番霊山寺前に店を構える衣装屋でお遍路一式を揃える

一番霊山寺前に店を構える衣装屋でお遍路一式を揃える。
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3月1日 

AM 7:00 朝少し雨が降った様子。
昨夜は全身が痛んだ。早朝本堂で法話を聞く。宿坊に泊まるお遍路は法話を聞く事が務めのようだ。
始めての朝食を安楽寺宿坊の食堂で摂る。

雨もやみ安楽寺を出発。今日は11番藤井寺まで行く予定。
52日間の遍路旅が終わり今ホームページを作成している、でも思い出せない寺が幾つかある。

 4番大日寺、8番熊谷寺が思い出せない。
歩き始めたばかりなのか余裕が無く、歩く事に精一杯だったからか?

この日初めてのお接待を受けた。赤飯の幟を見て昼食にと思い店に入る、だが売り切れていて無い。

店を出ようとすると呼び止められイチゴ大福を戴く、 それがお接待だった。
生まれて初めてのイチゴ大福、おいしかった。

7番 十楽時 打つ。=ビジネスホテルを宿坊としている。
8番 熊谷寺 打つ。
9番 法輪寺 打つ。

法輪寺門前にお年寄りのおじさんがいた、その方がリックのしょい方を指導してくれた、リックが体になじんでいなかったらしい。

12番焼山寺への登り方の指導も受ける。
焼山寺は「遍路ころがし」と呼ばれるほどの急勾配となっている。

10番 切幡寺 打つ。

切幡寺は高台にあって遠くの山々を見渡せる、遠くに見える山がきっと12番焼山寺だろうと勝手にあたりをつける。

遍路道最初の難関と聞いて緊張感を持って眺める。
ここからの歩きは吉野川など2つの川を渡る。 

PM 4:40 11番 藤井寺 打つ。
歩行距離 19km 32507歩
予定より早いペースだ。

宿泊 ・藤井荘(相部屋にさせられてしまった。いびきが大きいから相部屋は気がひけて嫌だ。長い道中相部屋はここだけで済んだ。)

潜水橋

吉野川に掛かる橋は増水のときに沈むように造られている、その呼び名が潜水橋(せんすいきょう)。
高知県の四万十川では増水で沈む橋を沈下橋と呼ぶ。
見える山は12番焼山寺方面となる。
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3月 2日

AM7:05 血豆にバンドエイドを貼る。豆の水を抜いてから貼る。とても効果のある治療法に改めて感心させられた。途中バンドエイドを買い足した。

快晴にて気分良好。

12番 焼山寺 打つ。

焼山寺は山道にて難所とのことだったが、高尾山と同じように楽しみながら歩けた。

登り坂の後半は少し息が切れる。
標高700mの位置にある焼山寺は、雪が解け切れずところどころに雪が残っていた。  

PM5:02 今日の宿に着く。 
宿に着いての仕事は洗濯。
宿にお遍路が多く泊まっている時は洗濯機を使うために順番待ちとなる、歩き疲れさらに洗濯機の空きを待つのは痺れが切れる。 

洗濯機、乾燥機共に有料の宿もあれば、無料の宿もある。  

歩行距離  17km  28826歩

宿泊 ・なべいわ荘
小綺麗な宿で気に入る。宿から道路が見下ろせ、宿の主人が外に立ちまだ到着していない予約客を待つ姿が印象に残った。

この日宿の主人が外で待った予約客は来なかったようだ。(連絡無しでのキャンセルなのか?)

焼山寺

焼山寺は遍路歩き始めての最初の厳しい登りが続く、標高700mに建立されている

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3月3日

AM 7:00 雨になりそう。宿泊していたお遍路がいっせいに宿を出て歩き始める。
お遍路の朝食は6:30の場合が多くそれに合わせた出発時間となる。

AM 11:40 小雨にて雨具を着る。今回の遍路のためにゴアテックスのセパレーツ雨具を用意した。

四国一周で雨の時には何度となく着用したが、快適さを認識させられたすごい製品。靴もゴアテックにしたが大正解だった。

大日寺までは距離が長い、ただ黙々と歩くのみ。
途中無人遍路休憩小屋があり、用意されていたコーヒーなどのお接待を味わうことができた。

今朝一緒に出発したお遍路の一人が急坂で転倒して骨折したとの情報を聞く、注意して歩く。

13番 大日寺 打つ。
14番 常樂寺 打つ。

15番 国分寺 打つ。
16番 観音寺 打つ。

17番 井戸寺 打つ。

PM 6:10にホテル到着、長かった。 

今夜の宿は徳島市内と決めていた、
泊まり場所を徳島市内に決めたのは焼き鳥が食べたかったから。
ホテルにチェックインし、焼き鳥屋を探した、ビール、焼き鳥で一人乾杯。 

焼き鳥屋での腹ごしらえはチョット物足りなく、徳島ラーメンも食べることとなる。徳島ラーメンの特徴は生卵が入っていること。

血豆用のバンドエイドをホテル近くの薬局で補充する。

歩行距離 38km 53908歩  
宿泊 ・徳島ワシントンホテル

遍路道から見える山の景色

12番から13番への遍路道から見る山並みの景色、
梅の花もさいている。
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3月4日

AM 7:00 今日が始まる。
AM 9:20 すさまじい騒音の国道55号線を歩く。

徳島市から小松市に入る。
天気予報では午後から天気が崩れるとの予報だ、気になる。

今日は恩山寺、立江寺を打ち終えてから、今日の宿を探すこととする。途中20番鶴林寺の宿坊に予約を入れるが、

鶴林寺の宿坊は今は閉じていて近隣にある遍路宿を紹介してくれた。
鶴林寺から紹介された宿は「さかもと」、小学校が廃校となりリニューアルをして宿や集会所として活用している施設。

徳島県勝浦町は雛の里(全国から集められたお雛様がずらりと並べてある)を歩く。ひな祭りと重なり道の左右に雛を飾る家々を見ることが出来た。
遍路途中に今日の宿となる「さか本」の宿泊看板を見つけ心強く思う。

18番 恩山寺 打つ。
19番 立江寺 打つ。 
(打つ=打つの意味は霊場に到着おまえりが出来たことを云う)

PM 5:06 今日の宿に着く。
歩行距離 26km 36999歩

宿泊 ・坂本(満足の宿、地域住民が運営をしているとの事)

ひな祭り
20番鶴林寺麓の勝浦町でひな祭り、家や店の外に雛を飾る様に
驚かされる。
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3月5日

宿泊場所「さか本」に泊まったお遍路は3名。夕食時、同宿者が話題にした別格霊場「慈眼寺」をあつく話してくれた。
慈眼寺の穴禅定なる穴蔵参拝がすごいらしい、どうすごいか行くことにする。
日程も予定より2日早い、寄り道も可能な進行状況なので。

PM 2:22 別格霊場 慈眼寺に到着。片道2時間。
慈眼寺の穴禅定を体験する。弘法大師修行の場、真っ暗な洞窟を150m程もぐりこむ。

(別格霊場=別格霊場は四国88霊場の指定外となっているが空海との所縁がある霊場か?)

慈眼寺の狭い洞窟は想像を絶するもので、まるで冒険劇だった。心臓に負担を感じるほど強い圧迫感でめまいと恐怖心を感ずる。

メタボの身体が狭い穴の隙間を抜ける事が出来るか不安にさせられる。入洞料1500円。体験者の参加人数で入洞料が変わる。

慈眼寺への行く途中にお遍路小屋があった。寝ることも出来そうな小屋で、綺麗に整理整頓され お接待用に柑橘類が沢山置かれていた、幾つか戴く、おいしい。

遍路小屋に置かれたノートに柑橘類のお接待を感謝する言葉を記帳する。勝浦町全体をあげての雛祭りが印象に残った。

歩行距離 13km 20739歩
宿泊 ・さか本連泊

遍路小屋
別格慈眼寺に向かう山道にお遍路休憩所、無人であるが
管理されていて気持ちよく休憩ができた、、柑橘類がかごの中いっぱいにあった。
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3月6日

PM 7:00 出発。毎日殆どこの時間に歩き始める。

今日は難所といわれる霊場2ヶ所を目指す。宿「さか本」で出された朝食の一部を弁当として昼食用に持って出発する。遍路道によっては昼食場所を探せないことも多い。

20番 鶴林寺 打つ。
持参の弁当は21番太龍寺手前で遍路道からそれ廃道に入り、のんびりと食べた。

「さか本」で出された朝食のご飯と意識的に残した鮭だったが、美味しくいただけた。

20番鶴林寺山門
20番鶴林寺山門、霊場の多くは本堂へもう一歩の前にき
つい階段がある。

PM 1:13  21番 太龍寺 打つ。    

鶴林寺も太龍寺も焼山寺より難所と感じた。
太龍寺本道から少し移動し舎心ヶ嶽に行く、舎心ヶ嶽は空海が修行をした崖の上をさす。

太龍寺から平等寺へ向かう途中に思いもよらない大変な峠道があった,大変な峠道との表現はチト大げさなのだが一日の後半は疲れもある、気持ちに余裕がなくなっているようで、普通の峠なのに大変な峠道と表現してしまった。
多くの大木が明かりをさえぎり歩く道は薄暗く心細い思いをさせられた。

峠道は想定外であったため平等寺の納経時間5時を少し過ぎてしまった。残念だが平等寺は明日打つ事にする。

この日の宿は平等寺脇に構える遍路宿「山茶花」を予約している、
遍路道を歩いていて何度か山茶花の小さな看板を目にしている、そんな歩きながらも看板効果は大きくて歩く距離と一致するようならば予約の電話を入れられる、携帯電話のない時代ならば、公衆電話を探すこととなるのだろう。

便利な時代の流れは歩き遍路にとって先へ先へと導いてくれる。
前日宿泊した「さか本」も何度となく看板を目にしている。

この先の先の先 浄瑠璃寺脇にたつ、大きな遍路宿「長珍屋」の看板も徳島県、高知県を歩いていて何度か見かけている。

距離の関係で泊まらなかったが、長珍屋に泊まった遍路人の感想では満足度が高かった。

宿選びはすごく難しい、トイレ重視の私にとっての遍路宿は落ち着けるトイレが大きい、でも、予約の段階でそのことを聞くことはしない。

時として、ビジネスホテルを選びたくなるのもトイレを思うとそうなる。

ビジネスホテルでなく、遍路宿(民宿)は当り外れの差が大きく一長一短で気になる結果となる。
良い面は歩いている遍路の情報を聞ける楽しさ、たまに出される料理が良かった時のうれしさ=料金に比例しているから期待は出来ないけれども。

松山に入る前に泊まった遍路宿「桃李庵」で出されたとんかつは旨かった、施設は普通の遍路宿だけれども。

22番平等寺本堂
22番平等寺本堂はこの急段を上った処に位置する。
上りも下りも大変。

PM 5:11 今日の宿に着く。 
歩行距離 23km 37417歩

宿泊 ・山茶花 (宿の女将は気さくな方で良かった。20畳の部屋に一人。周りは襖。落ち着かぬ。同宿者4名。)

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3月7日

AM 7:00 宿の前でお女将さんに写真を撮ってもらう。

遍路を歩き始めて数日過ぎているので多少顔が引き締まったと思うが。

この写真は山茶花の女将さん、外国にも度々出かけているらしく活発で明るさと親切が魅力の女性です。
お女将さんの見送りを受けながら宿に隣接する平等寺に向かう。
平等寺門前の宿、山茶花の女将
22番 平等寺 打つ。   

あとは今日の宿まで歩くのみ。宿選びはとても難しい。
天気、道程の状況、体調等々でその日の歩ける距離が変わる。

また、宿の当たり外れも大きくがっかりさせられることも度々だ。
お遍路が泊まる宿の多くは民宿で隣室との境が襖一枚という場合も多い。

本日の宿「うみがめ荘」は遍路距離が短く早めに着いてしまい宿選びに失敗。

もう少し23番薬王寺の近くに宿を取っていれば薬王寺も今日打つ事が出来た。
海岸線の景色は素晴らしい。
 
PM 2:15 今日の宿に到着。    
歩行距離 25km 33129歩

宿泊 ・国民宿舎 うみがめ荘  部屋が狭く、くつろぐ事はできない。 風呂は家庭風呂よりも大きくて良かった。

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3月8日

 
AM 6:50 歩き始める。23番薬王寺は直ぐ近く。
高台に見える薬王寺の仏舎利は朝日があたり、キラキラと輝いていた。

AM 7:20 23番 薬王寺 打つ。 

徳島県最後の霊場

23番薬王寺は徳島県最後の札所となる。

この日昼食場所が無いことを考えて薬王寺近くのコンビニで弁当を買う牟岐駅のベンチを借りてコンビニで買った昼食をとる。

牟岐駅に近づくと食べ物屋もコンビニもあって朝買った弁当を昼まで持ち歩いたことを後悔。

歩けども歩けどもこの日の宿はまだ遠く、歩き飽きた頃コーヒー店を発見。コーヒー店に立ち寄りコーヒーを注文。

お遍路さんには接待サービスあって、オープンサンドがおまけに付いて来た。

休めるところがあればどんなところでも休む。休む事で足裏に出来る豆を予防できる。

PM 5:15 宿に到着。
足が棒状態。全身が痛む。触るだけでも痛い。

歩行距離 36km 51232歩
宿泊 ・はるる亭 

今夜も天麩羅だ。でもここの料理はおいしい。
プロの料理人が居るようだ。

風呂は近くの穴喰温泉から湯をタンクローリーで運んでいるとの事。

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